がん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉的場 元弘
春秋社 刊
発売日 2006-12
著者のナルシシズムがちょっと・・・。 2007-11-01
書いてある内容はすこぶる真っ当だし、臨床に直結しており実用性も極めて高い。
やや「品の無い」語り口も、現状の疼痛治療を憂いでいる的場氏の心からの叫びと考えれば、とくに腹も立たない。
ただ、私が諸手を挙げてこの本を絶賛できないのは、的場氏の妙なナルシシズムが、そこかしこに透けて見えるからである。
一例を挙げれば「亡き父の机でどうした」だの「私の折れない姿勢が云々」だのいうのが、どうにもガマンできないんだな(もちろんその2ヶ所だけでなく、本文中のいたるところにナルシシズムが散見される)。
もちろん、末期がんの痛みに耐えかねている患者さん(患者様って言い方は嫌いだ)を前にしては、こんなことは大した問題でないことは、百も承知なんですがね。
このがん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉 を読むと自分の中のいろいろなことがつながって、本の内容だけのものではなく、ほかの事も得られるようなお得感が味わえます。まぁあなたの何にこの本の内容がつながっていくかは私にわかりません。
でもがん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉 を読むとあなたの頭の世界は必ず動き出しますよ。頭に心の変化が欲しい人にはがん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉 は素敵な1冊です。
